《29》マルトリンパ腫について
治療に入る前にマルトリンパ腫を勉強しようと買った本です。
理系が苦手なので出来るだけ分かりやすそうなものを選びました。
マルトリンパ腫については少ししか記載がありませんでしたが、血液のがんがどういうものかよくわかりました。
血液のガン 悪性リンパ腫と白血病 (健康ライブラリー イラスト版)
自分なりにわかってきたことを覚書します。
⏺️MALT(マルト:Mucosa associated lymphoid tissue)粘膜とリンパ球細胞の複合組織のこと。頭文字をとってMALTといわれるらしい。モルトと読んでいるものもあった。
⏺️MALTリンパ腫は、悪性リンパ腫の中でも発症頻度が低く、発症年齢の中央値は60歳代です。
⏺️MALTがある臓器は約半数が消化管で、そのうちの大部分が胃に集中しています。MALTリンパ腫は、胃の悪性リンパ腫の約40%を占めています。胃以外の臓器では、大腸、肺、甲状腺(こうじょうせん)、唾液腺、乳腺、眼科領域などで発生することがあります。通常、1つの臓器に限局して発症しますが、胃や唾液腺では近くのリンパ節が増大することもあります。いずれの部位で発症しても、経過はゆっくりで、症状はあまり出現しません。
⏺️MALTリンパ腫とは、悪性リンパ腫の種類の1つで、粘膜に関連したリンパ組織からリンパ球の中のB細胞が腫瘍化する非ホジキンリンパ腫です。病気の進行が比較的遅いタイプの「低悪性度」に分類され、年単位でゆっくりとした経過をたどります。
⏺️胃の発生では粘膜にピロリ菌が見つかるため、まずピロリ菌の除菌治療を行う。70~80%で効果がある。効果がないときは放射線療法が行われる。
⏺️低悪性度とはゆっくり進行する。おだやかで症状も起こしにくい。
(私は、重要視しておらず1年放置してましたが殆ど変化なしでした。自覚症状もなし。今思うと、動くと息切れするのと、疲れやすかったかも)
⏺️放射線療法
体の外からがんに放射線を当て、がん細胞を殺す治療法。小さければ放射線療法だけで治療する。進行している場合は化学療法と組み合わせる。
⏺️悪性リンパ腫は放射線に反応しやすいので放射線療法が良く行われる。
⏺️放射線を一度に当てるとがん細胞だけでなく周りの細胞も大きなダメージを受ける。少しずつ当てることで周囲の影響が少なくかたまりの芯まで叩くことができる。
⏺️月曜~金曜日の5日間照射し、土日休みにするのは正常な細胞が、がん細胞より早く回復するため。放射線を少しずつあてるとがん細胞が小さくなる間に正常な細胞が回復するので、副作用が軽くすむ。
⏺️副作用は照射の臓器によっていろいろ。今回は胃だが周りの臓器にも当たってしまう。だんだん軽快するものもあるし、あとから起こることもある。治療が終わった後起こることもある。
今回の副作用は主に胃炎、胃潰瘍、嘔吐。辛かったら薬を出してもらえるそうです。
⏺️低悪性度B細胞は中悪性度に変化することがある。
残念ながらピロリ菌の除菌治療は効果ありませんでした。放射線療法となりましが、ステージ1ということで、放射線量もすくなくすみそうです。ぜひとも効果ありますように。