《10》2017・12・6(46歳)
昨日、がんセンターへの紹介状と予約票をもらって来ました。
主人も昨日から麻酔を切ったそうで、面会中、何度も目を開けたり足が動いたりしていました。
今日は会話ができるかも!と面会に行きました。
ICUに行くと目を覚ましていました。背もたれも起こされていて、機械の種類も少なくなっていました。酸素マスクをしており、息が苦しそうです。
突然手術なんてびっくりしたよー
と明るく声をかけたものの、会話が変でした。どうも、自分で手術になったと電話をしてきた少し前からの記憶が飛んでいるらしく、なぜ、自分がここにいるのかよくわからなく、目が覚めてからずっと困惑していたようです。
看護師さんから経緯を説明していただいたようですが理解できないみたいでした。ICUの雰囲気で不安になる方がよくいますよ、と言っていました。
近くに来いと言うので行くと必死な様子で、「俺はもうダメだ。この次、ここから運び出されて殺される。母さんの言うこことを良く聞いて子供たちを頼む。会社もよろしく頼む。もうここには来るな!お前も殺される。」と囁かれたのにはショックでした。
看護師さんと話している間、怒った顔で、早く帰れ、なんで俺の言うことがわからないんだ!とずっと言っていました。
ドラマのように感動的な対面はないんだなと思いました。
明日は、がんセンターに行くことになったと伝えたかったんだけど、当分無理そうです。
帰ると、病院から明日、病室に移ることになりましたと電話がありました。