ohayou1210’s diary

マルトリンパ腫闘病中

《12》2017・12・8(46歳)術後せん妄

昨日、がんセンターから戻ると主人が病室に移ったと聞いた義妹が駆けつけてくれました。ICUから出て少しは落ち着いたかなぁと、義母と義妹と3人で訪ねました。

病室は個室でトイレ、洗面、クローゼット、小さな応接セットがついていました。

 

病室に行くと、昨日とあまり変わらず、もう来るなと言ったのになぜ来たんだととても怒っていました。帰れ帰れと盛んに言うので長居できず、ナースステーションに挨拶をし主人の様子を聞きました。

 

術後せん妄と言うらしく、症状がひどいので、器具を外したりしないよう手足をベルトで拘束しているそうです。体がとても大きい(120キロ位)ので、暴れてしまった場合、抑えきれないので落ち着くまでご承知くださいとのこと。

 

頭がおかしくなってしまったのかと主人の様子に義母も義妹もショックだったようです。

 

私は事前に術後せん妄について、急な手術のあと起こりやすく徐々に収まっていくと調べていたので、一晩ではダメなのかと思いましたが、目の前で普段と違う様子はやはりショックでした。

お話をした看護師さんにお願いし帰りました。

家に着くと、義妹は帰っていきました。

 

しばらくすると、主人の病院の先程の看護師さんから担当医師と相談したが、せん妄が酷いのでご家族の付き添いをして欲しい、家族が側にいたり、話しかけることで症状が良くなるので明日から泊まりで付き添いをしてくださいと電話がありました。

 

次の日、子供たちの登校を見送ると泊まる支度をし、家のこと、子供たちのことを義母にお願いし病院に向かいました。義弟も仕事の合間に病院に助っ人に来てくれるそうです。

 

病院の駐車場に着くと、急に悲しくなり泣いてしまいました。主人の入院のこと、長男の病気のこと、自分の病気のこと、次男の進路のこと。いろいろな心配が沸き上がってきて涙が止まらなくなってしまいました。

 

なんとか落ち着いてから病院のコンビニで飲み物、おにぎり、のど飴などを買い病室に向かいました。ナースステーションに声をかけにいくと、あのあと夜眠れたらしく今朝は昨日より落ち着いているみたいですよ、拘束も外しました。と聞き、少しホッとしました。

 病室に行くとまた来たのかと初めのころは言っていましたが、手術になるまでのことを聞きたがり、ひとつづつ説明し、疑問に思っていたことが思い込んでしまったことが無くなるにしたがって頭がハッキリとしてきたみたいです。

 みるみる表情がおだかになり、おかしな返答がなくなっていきました。

1時間位話をしているとテレビカードといつも読んでる週刊マンガを買ってきてくれない?と言い始めました。

 

入院後、初めてお昼が出ました重湯とコンソメスープとほうじ茶です。

スプーンでゆっくり口にし、「あんまり旨くないなぁ」といいつつあっという間に終えました。

暫くすると、腸が動き始めたのか、トイレに行きたくなりナースコール。術後、紙おむつをしていましたが、急に嫌になったみたいです。

でも、1週間寝たきりだったので、なかなか起き上がれず、トイレは間に合わず。男の看護師さんがケアしてくれました。

 

リハビリの説明をうけました。寝たきりの時間が長くなるほど回復が遅くなるので、今はできるだけ早くリハビリを勧めるそうです。

トイレに自力で行きたいと訴え、看護師さんに支えてもらいながら立ちあがり、点滴につかまりながらゆっくりフロアを一周しに行きました。

 

リハビリしている様子に、変なことを口走ってると聞いてきた義弟はびっくりしていました。暫く3人でテレビをみたり、はなしたり、マンガを読んだりして過ごしました。

 

来たときは、これからどうなるんだろうと、心配でしたが、せん妄も収まったみたいで、見回りに来る看護師さん、医師も変わりように驚いていたようです。付き添いもいらなそうなので、夕食が運ばれて来たところで泊まらず帰ることにしました。